関ジャニ∞と歳をとる。

関ジャニ∞で輝く世界と出会い、なにわ男子と未来を見ていきたい。

身長について考える

今回は身長について考えたいと思います。

 

関ジャニ∞のファンになって身長について想いを馳せること数百回。

 

最近ジャニーズWESTの沼に片足を突っ込んでおり、各々の個性はもちろんのこと2グループを対比して楽しむことが増え楽しさ2倍の毎日です。

 

そんな中でふと気になったことを記事に起こしてみます。

まずはこちらをご覧ください。

 

 小瀧望 185cm

 藤井流星 181cm

大倉忠義 180cm

 濱田崇裕 178cm

丸山隆平 177cm

横山裕 176cm

 中間淳太 175cm

 重岡大毅 173cm

 桐山照史 173cm

錦戸亮 170cm

 神山智洋 170cm

村上信五 169cm

渋谷すばる 166cm 

安田章大 164cm

 

関ジャニ∞ 164~180cm 平均身長 171.7cm

 ジャニーズWEST 170~185cm 平均身長 176.4cm

 

 

※2グループの区別のため、ジャニーズWESTは一段下げています。わかりづらい・・・。

※村上さんと濱田くん、安田さんと藤井くんなど、メンバーカラーが同じ方も、イメージで若干変えています。個人的な趣味です。

※インターネットの諸情報から引用しています。

「ジャニーズ 身長」で調べてみるととっても楽しいです。

※渋谷さんの公表は170cmですが、実際の身長(仮)で記載しています。

※この記事では、関ジャニ∞は「さん」、ジャニーズWESTは「くん」と統一して表記しています。

 

グループごとの集合写真やメンバーの絡みはもちろんあるので、同グループのメンバーの身長差は分かりやすいかと思いますが、意外と2グループの身長比較イメージってつかないですよね?という話をしたいだけの記事です。お察しの通りです。

 

 

ジャニーズWESTはジャニーズの中でも平均身長が高いので、グループの中で小さいと思われがちな神山くんは関ジャニ∞でいうちょうど真ん中、錦戸さんと同じだったりします。

 

歌が安定していて小さくて、おしゃれボーイ枠という同系列の安田さんと神山くんですが、実は身長差は5cm。

神山君を初めて知ったとき、安田さんと同じくらいなんだろうなあ〜かわいいなあ〜と思っていたのでこの事実に非常に驚いているところです。

 

さらに、手足がすらっとしていながらも筋肉があり男らしいイメージのある村上さんは神山くんより小さかったりして、とても萌えると思います。

ジャニーズWESTに村上さんが混ざったら、一番小さくなります。

(村上さんは170cmあると思っていましたが、先日の27時間テレビで「靴を履いたら170cm」と、実際の身長が169cmだと判明し、驚いた人も多いのでは?170cmに乗るか乗らないかで印象ってがらりと変わりますよね)

 

では反対に、高身長組はどうでしょう?

 

それぞれ雑誌のモデルとしても活躍している(したことのある)グループイチの高身長、小瀧くんと大倉さん。

 

小瀧くんはジャニーズの中でもトップレベルに身長が高く(TOKIO長瀬さんより高いそうです)、現在モデルを務めているFINEBOYSでは手足が長く細身なイマドキな男の子という印象を受けます。

表すならば、「小瀧くんは何を着てもかっこいい小瀧くんだ・・・!」

 

一方で1年間POPEYEのモデルを務めたことのある大倉さんはがっちりとした男性らしいスタイルでハイブランドな衣装映えする、変幻自在なスタイルだと思います。

こちらも表してみるならば、「これも大倉さん?あ、これも大倉さんだ!」

 

グループイチで比較しましたが、WESTのツインタワーと呼ばれる藤井くんは大倉さんより大きく、さらに小瀧くんは藤井くんよりも4cmも大きい。

圧倒的小瀧くんといった感じですが、顔が小さい上にふわっとした髪型が多く、手足も体も比較的細いので、いい意味でそこまで大きく見えないのが小瀧くんのいいところだと思っています。

 

反対に、大倉さんは大きくなりやすい(≒太りやすい)ということもあり、腕の太さやおしりの大きさ、上半身の厚さなどから他メンバーと並ぶととっても男らしく大きく見えます。大型犬の良さ。

 

 

最後の方はほぼ身長高い人っていいよね談義になってしまいましたが、ジャニーズWESTの揃ったバランスの良さと、関ジャニ∞の身長差のはっきりしたバランスの良さ、それぞれが個性となってパフォーマンスにも表れているんじゃないかな、と思います。

 

沼を二つ持つことの快感を覚えてしまいそうで非常に危なく感じていますが、ジャニーズWESTのお勉強もしていこうと思っています。

 

 

 

 

田中秀典さんを考察する。〜クジラとペンギン論を添えて〜

関ジャニ∞の楽曲は、田中秀典氏抜きにして語ることはできない、といえる。」

 

ということは他のはてなブログを拝見していて多くの記事に挙げられているし、n番煎じということは承知の上で私なりに考察してみようと思います。

考察なのでちょっと論文チックな文末にしてみることを先に言っておこう。

 

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田中秀典氏の生み出した名曲

<作詞作曲>

ブリュレ

冬恋

WASABI

エネルギー(micro+grande名義)

 

<作詞>

ローリングコースター

モノグラム

クジラとペンギン

夕闇トレイン

ノスタルジア

 

<作曲>

パンぱんだ

 

改めて羅列してみると恐るべきラインナップ。

個人的に好きな曲のプレイリストを作って(さらに定期的に更新して)、楽しんでいるのだが、これらの楽曲は好きな曲プレイリストの常連ばかりで、”田中秀典”という偉大な作詞・作曲家に足を向けて寝られない。

(最近では田中秀典プレイリストを作って楽しんでいる。)

 

田中秀典氏の作詞曲においては、野間康介氏が作曲していることが多く、また、エネルギーは田中氏・野間氏のユニット「micro+grande」名義での楽曲提供となっている。

※野間康介氏も関ジャニ∞の多くの楽曲で作曲・編曲に携わっていらっしゃる、大変偉大な存在なのだが、それはまた別の機会に。

 

田中氏と関ジャニ∞の関係は2009年のアルバム「PUZZLE」に遡る。

このアルバムの中でも特に人気の高い「ローリングコースター」「ブリュレ」の2曲を手がけていることがまず奇跡。

そこから畳み掛けるように冬恋→モノグラムと楽曲提供している。

 

最近ではダンスナンバーとして定評のある「WASABI」や年下組の新境地を切り開いた蔦谷好位置氏作曲の「ノスタルジア」など、言わずとも伝わる振り幅の広い名曲ぞろいだが、私が特に声を大にして伝えたいのは、これだ。

 

「クジラとペンギンは後生に語り継ぐべき名曲」

 

「クジラとペンギン」は2013年12月にリリースされた「ココロ空モヨウ」のカップリングとして収録されているバラードである。

野間康介氏との名タッグによって生み出されたこの曲は、とにもかくにも、とんでもない名曲である。

 

①ファンタジーかつ現実感のある世界観

「クジラとペンギン」というタイトルの通り、 世界観はクジラとペンギンの恋を描いている。

Aメロ1番はクジラ

Aメロ2番はペンギン

サビは”僕ら”を一人称としてクジラとペンギンの目線で描かれている。

 

Ⅰ「出逢ってしまった」「結ばれない恋」

            ⇔「だけどずっと愛してる」

Ⅱ「言葉じゃ通じ合えない」「抱き合う術もない」

            ⇔「おんなじだ 涙の色 こころが感じたモノ」

Ⅲ「見て来た景色が違っても」

            ⇔「大丈夫 つながっているさ」

Ⅳ「思い出が増えるだけ苦しくなる」 

            ⇔「許す限りの時を一緒にいたいよ」

 

 

前者の歌詞のように全編を通して”叶わぬ恋”を歌っているのだが、後者のように対比的な言葉も同時に用いられている。

表題曲のココロ空モヨウが快晴とするならば、夕暮れを思わせる優しいバラード調の曲に乗せて紡がれている。

 

結ばれない恋だけどずっと愛してる」

サビにはこのフレーズが使われており、また、渋谷さんのソロパートであるラストのサビでは、

結ばれない恋だってずっとずっと愛してる」

とより強調する形で繰り返されている。

 

結ばれて初めて成立するのが”恋” ⇔ 相手を思い続けることが”愛”

であり、クジラとペンギンはお互いに”愛”し続ける、思い続けるというのがサビに表されている。

ここでいう”結ばれる”というのも、ただココロが両想いになるということだけでなく、言葉を交わしたり、抱き合ったりというココロ以外の通じあいも含めたことなのではないだろうか。

(※先述した、叶わない恋を表現するために用いられた歌詞Ⅱより考えられる。)

だからこそ、本来同じ意味を持つ恋と愛が対照的に聞こえるのだと思う。

 

この世界観はなにもクジラとペンギンだけでない。

自分にも投影できるようなどこか現実味のある世界観も魅力だろう。

 

 

② 英語詞による世界観の広がり

この曲において用いられる英語詞は以下の通りだ。

 

live with you 

how long...go on...

before day break :夜明け前に

my sweet hometown :私の故郷、生まれた場所

overhead :上に、空に

 

これらの英語詞の中で特に上二つについては繰り返されていることから印象的である。

 

どのくらい経っただろう、いつまで続けられるだろう。

ただ僕は君と一緒に生きたいんだ。君と...。

 

日本語として言葉にすると強く、重く聞こえるフレーズを、英語の、しかもコーラスとして挟み込むことで軽く、ふんわりとした言葉の響きを持っていると感じる。

 

 

③パート割りの妙

 

丸山「途方もない旅の果て僕ら出逢ってしまった
結ばれない恋だけどずっと愛してる」

大倉「居心地はどう? 僕の背中
思ったほど悪くはないだろう?」

村上「いつのまにか 眠ってたみたい
ゆらゆらと君の背中で」

横山「夢見てたんだ 生まれた場所の夢
何故かずっと君もそばにいた
my sweet hometown」

安田「見て来た景色が違っても 見上げた星座(ほし)は回ってる
大丈夫 つながっているさ まんまるな水平線」

錦戸「この風が泣き止む瞬間(とき)
空にオーロラがかかる


渋谷「結ばれない恋だってずっとずっと愛してる」

上記は、歌詞の中から、それぞれのメンバーの印象的なパート割りを抜粋したものである。

丸山さんの切なく甘い歌声から始まり、力強くも儚い渋谷さんで終わることがまず罪である。

大倉さんの低音と、大きなイメージは、クジラの「僕の背中」を歌うにはピッタリであるし、反対に、パブリックイメージは”しっかり者”の村上さんに「いつの間にか眠ってしまった」ペンギンを歌わせることは、村上さんをよく知った上でないとできない。

郷土愛の強い横山さんによる「生まれた場所」「my sweet hometown」も、優しく宇宙のようなイメージのある安田さんが、空を見上げながら「大丈夫」と伝える姿も強く頭に浮かぶし、錦戸さんの歌声でオーロラがかかりそうな気さえする。

  

ソロパートにおいてはそれぞれの声を持って歌詞の意味を増幅させており、パート割りが効いている。

サビを含め全体を通してやはり渋谷さんの声が強く聞こえるが、他メンバーのコーラスが特徴の一つでもあると思う。(先述した英語詞のコーラスも響いてくる。)

 

半ば強引な部分もあるし、パート割りについては田中氏が関わっているかは定かではないが、 クジラとペンギンは、歌詞と曲により作り出された世界観と、関ジャニ∞の7人だからこそ表現できる世界観が合わさった魅力に溢れているということが伝われば嬉しい。

 

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 田中氏の魅力を伝えるつもりが、大半がクジラとペンギンが大好きですという話になってしまいました。

ミディアムバラードのカップリング(クジラとペンギン・ロイヤルミルクストーリー、etc...) & ダンスナンバーのアルバム曲(WASABI、Masterpiece、Sorry Sorry love、etc...)大好き芸人なので、ぜひまた語りたいと思います。

 

 

 

 

関ジャニ∞ ライブDVD別年齢一覧

 

関ジャニ∞のライブDVDを見る上で、メンバーの当時の年齢を考えながらの鑑賞が大好きなので、DVD別の年齢をまとめました。

 

(収録日ベースでだいたいの換算をしています。考えているうちにゲシュタルト崩壊しているので、間違えてたらご指摘頂けるとありがたいです…)

※ 収録日がメンバーの誕生月の場合は日付を入れてます。

 

DVD名

収録日(Wikipedia参照)

メンバー 年齢

 

 

Excite‼︎

2004.12

横山 渋谷 23

村上 22

丸山 21

安田 錦戸 20

大倉 19

(内 18)

 

sprits!!

2005.7

横山 24
渋谷 村上 23
丸山 21
安田 錦戸 大倉 20

 

Heat up!

2006.6

横山 25
渋谷 村上 24
丸山 22
安田 錦戸 大倉 21

 

47

2007.8

横山 26
渋谷 村上 25
丸山 23
安田 錦戸 大倉 22

 

PUZZLE

2009.8

横山 28
渋谷 村上 27
丸山 25
安田 錦戸 大倉 24

 

COUNTDOWN LIVE 2009-2010 

2009.12

横山 渋谷 28
村上 27
丸山 26
安田 錦戸 25
大倉 24

 

8UPPERS

2010.12

横山 渋谷 29
村上 28
丸山 27
安田 錦戸 26
大倉 25

 

Eight×Eighter

2011.12

横山 渋谷 30
村上 29
丸山 28
安田 錦戸 27
大倉 26

 

8EST

2012.9.29

横山 渋谷 31
村上 30
丸山 安田 28
錦戸 大倉 27

 

 JUKE BOX

2014.1.19

横山 渋谷 32
村上 31
丸山 30
安田 錦戸 29
大倉 28

 

十祭

2014.8

横山 33
渋谷 村上 32
丸山 30
安田 錦戸 大倉 29

 

関ジャニズム

2015.1.12

横山 渋谷 33
村上 32
丸山 31
安田 錦戸 30
大倉 29

 

関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる‼︎

2015.8

横山 34
渋谷 村上 33
丸山 31
安田 錦戸 大倉 30

 

関ジャニ∞の元気が出るLIVE‼︎

2016.1.17

横山 渋谷 34
村上 33
丸山 32
安田 錦戸 31
大倉 30

 

関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ

2016.7

横山 35
渋谷 村上 34
丸山 32
安田 錦戸 大倉 31

 

関ジャニ∞'s エイターテインメント

2017.1.15

横山 渋谷 35
村上 34
丸山 33
安田 錦戸 32
大倉 31

 

 

今の自分、昔の自分、さらには他ジャニメンバーの年齢と照らし合わせて楽しむのもいいんじゃないでしょうか?

 

俺節

 

6/15 俺節@赤坂ACTシアター

 

観てきました。

 

ボロボロ泣きました。

 

自分には歌しかない、と演歌歌手になるために上京してきたコージ

ギターだけを背負った夢半ばの、血の気が多いオキナワ

故郷の家族のために日本で働く、不法滞在の娼婦テレサ

 

真っ直ぐで、照れ屋で、熱くて、人のために生きるコージと、コージのために生きたいオキナワ、テレサ

 

そんなコージのサクセスストーリー

…というわけではなく、愚直で冴えない、だけど前を向けるようなコージの人生の物語。

 

結論からいうと、テレサとも添い遂げないし、コージは演歌歌手にもならない。

ハッピーエンドではないし、綺麗じゃない終わり方です。

 

関ジャニ∞の中では、なんでもできる器用なヤスくんだけど、舞台の上では紛れもなく海鹿耕治で。

舞台を見て、こんなに離れたくない、消えてほしくないと思ったキャラクターは初めてでした。

 

舞台が終われば、もうコージには会えないのだと、とても悲しくなりました。

それほどに、愛すべき人間だったと思います。

 

本当に安田さんにはコージが憑依してたし、彼のために作られた物語なのでは?と思うほど素晴らしかった。

 

歌声は普段の安田さんとはまた違う、暑苦しくて魂のこもったコージの歌声になっていて、クライマックスの、雨に打たれながら熱唱するシーンは、胸を打たれ、泣いてしまいました。

そして、カーテンコールでもボロ泣き。

前述したように、コージが消えてしまうのが悲しくて、舞台を見て、初めて、カーテンコールで泣きました。

 

今回流した涙は、物語の展開にというよりも、コージの歌によるものが大きくて、劇中に出てきた、

「歌は、聴く人に届き、頭の中で流れてはじめて歌になる」

っていうようなセリフそのままに、コージの歌が心に届いて、頭に流れて、感情が溢れてたのだと思います。

 

オキナワがコージのために作った歌が、コージへ向けたテレサのセリフとシンクロして、コージの歌う決心となったクライマックス。

形は違えど、オキナワも、テレサも、コージの歌に魅せられて、コージの人柄に惹かれて、コージの為にと思う気持ちがあったんだろうなと、コージにはそれほどの魅力が確かにあると感じました。

 

 

3時間半の舞台は、感じることが多すぎて、うまくまとめられませんでした。

ただ、コージの生き様を見て、私も、愚直に、熱く、大切な人と共に生きたいと感じました。

 

俺節

観れて本当に良かった。

チャラン・ポ・ランタン 唄とアコーディオンの姉妹劇場

 

唄とアコーディオンの姉妹デュオ

チャラン・ポ・ランタン

 

恋ダンスの大ブームにより空気と化した、

逃げ恥のオープニングを担当しているアーティストです。

 

気になっていた二人が、海老名でライブ!

とのことなので見に行ってきました。

 

"唄とアコーディオンの姉妹劇場"

 

知ってる歌は半分くらい。

そんなに詳しくない。

 

そんなわたしでも、虜になって帰ってきました🎠

 

帽子がライトスタンドになったり、

スカートがライトの傘になったり、

バルーンスカートがカラフルなスカートに早変わりしたり…

舞台装置と一体になった衣装を作ったのはなんとお母さん。

 

目を奪う色彩と、耳を楽しませ続ける楽曲は、

サーカスに来たような錯覚さえ生むようでした。

 

大学時代、暇で暇で仕方なかった授業中のネットサーフィンで見つけた

墓場までご一緒に

のMVを見てから、独特な世界観と圧倒的楽曲力が気になってたのです。

3年前、東京ドームシティで偶然見たチャラン・ポ・ランタンのパフォーマンスに圧倒され、71億ピースのパズルゲーム、進め、たまに逃げてもなんかは聞いてたんですが、本物はさらにさらに上をいってました。

 

海老名文化会館の小ホールは、300人程度の規模感なんですが、舞台上は本当にサーカスみたいな、遊園地みたいな🏰🎠

 

でも、チャラン・ポ・ランタンの歌を聴いてると、中世ヨーロッパにも、アラブにも、現代のフランスにも、昭和の日本にも、不思議な夢の世界にも思えてきて、いろんなところにタイムトラベルしてるような気持ちになるんです。

 

たぶんその世界観への影響で一番大きいのは姉小春ちゃんアコーディオン

ものすごい数の鍵盤と、重たい重たいあのジャバラで優雅に奏でているのは、さすが大道芸で鍛えた「明るいけど暗い」「暗いけどポップな」、いろんな要素の混じり合ったメロディー。

そこに圧倒的な妹ももちゃんの歌唱力。

可愛らしさと、ドス黒さと、昔感と今っぽさ。

(ちなみに小春ちゃんのハモは、ももちゃんと声が似てる上に歌が上手いのでぴっっっったりハマってて、聴いてて気持ちいい。)

 

知ってても知らなくても手拍子したくなっちゃって、さすがワールドワイドに認められた言語を超えた魅力があるデュオだなと。

 

ライブでもなく、コンサートでもなく、

SHOW

劇場

という言葉がやっぱり、しっくりくるかな。

 

夢の世界に逃げ込めたような気分で本当に楽しかったです。

 

 

「墓場までご一緒に」

https://youtu.be/lTVcUjCFioI

 

蜘蛛女のキス


大倉忠義 渡辺いっけいのストレートプレイ
蜘蛛女のキス@東京グローブ座
2017.6.5

未成年への不徳行為で投獄された同性愛者モリーナと、政治犯として捕らえられた革命家ヴァレンティン
正反対の二人が心を通わせるストーリー

前評判は「ざわっとする同性愛」

スパイスとしてピリッと効いてるそのシーンが強烈な印象を与える訳ですが、
実際は、モリーナとヴァレンティンの世界を覗き見しているような、ぐっとくる2時間半でした。

肉体的に追い込まれていくヴァレンティンと、
その姿を見て精神的な苦しみを味わうモリー

モリーナのいじらしさと葛藤は、女性以上に女性であり、その苦しみを抱えながらも優しく母がしてくれたように接するモリーナの姿に、ヴァレンティンは惹かれていったように思います。

母のために早くここを出たいと願うモリーナと、出るための関係と、少しずつモリーナの幸せを願うようになるヴァレンティンがつらくて切なくて。
冒頭に述べた同性愛のスパイスは、同性愛というよりも、モリーナとヴァレンティンの寂しさと、お互いに通い合ってるはずなのに他の人を思う気持ちと、それでもお互いを必要とし、心が安らいでいくようなシーンになっていたように思う。
男と男の単純な愛ではなく、モリーナだから、ヴァレンティンだからお互いを許したんだと。
友達としての好きなのよと。

ヴァレンティンが恋人の話をするたび、やっぱり聞きたくない、と耳を塞いでいたモリーナが、恋人への手紙を代筆するシーンでは、ヴァレンティンの恋人の愛に耳を傾け、静かに筆を走らせていて、ヴァレンティンを犠牲にしている自責の念と、受け入れる覚悟を決めたような気がしたのだけど。
やっぱり途中で筆を止めて、身体を拭きましょう。と、提案したところに、ちょっとした優位性を感じたかったのかなと思ったりもしました。


ストレートプレイならではのシンプルな舞台
表現の大きな要素の一つが照明なわけですが、終始目を奪われてしまいました。

ヴァレンティンが目を覚ます、朝日の眩しいシーンでは、モリーナの淹れたコーヒーの香りが漂ってきそうな白色の明かりは、眼が覚めるようなシーンに。

個人的に一番のお気に入りは、ほんの小さな光が差し込んでいる天井の格子。
外の世界を感じながらも、果てしなく遠く、手の届かないところのような気にもさせる。

舞台を見た後は、考察をたっぷり読むのが大好きなのですが、幸運なことに8日も見れるので、力を入れてじっくり考察を熟読したいと思います。

前回のグローブ座、マクベスは舞台装置にも演出にも脇を固める演者様にも、終始目を動かしっぱなしだったわけですが、今回はセット転換なし、二人舞台なので、次回はその表情にも注目してじっくり楽しみたいと思います。