あの日で立ち止まってるのは私だけかもしれない
意味深なタイトルになってしまいましたが、シンプルに、錦戸亮さんはいま元気かな、って話です。
うまく言語化できなくて、気持ち悪い短編小説みたいになってしまったのでぜひ見ないでください。
ノマドを歌う錦戸亮さんの後ろでドラムを演奏するのが大倉さんじゃなかった。
そんな当たり前のこと、目の前にしないと実感できないなんて自分が情けなかった。
じわじわと視界が歪んで、ベースがまるちゃんに見えて、キーボードの後ろで煽る村上さんが見えて、そんな自分の視界さえ愚かだと思った。
「いまこんな状況を思ってこの曲を作りました」と語り出したその曲は、錦戸亮が歌うための歌だった。
関ジャニ∞のためでも、eighterのためでもない。
小競り合いをしながら次の曲の準備をする後ろ姿も、メンバーのギャグに笑うことも、進行するメンバーに我関せずな顔も、急に話を振られて困惑する下がり眉も。
わかってたはずなのにステージの上の錦戸さんにはそのどれも全部なくて、自分一人が悲しいと思うことも叶わないくらい、みんな前を向いていた。
自分で曲を作り、セルフプロデュースの上、自分一人で表現していくのは、ジャニーズとは性質が全く違う。
自分の心を曝け出すような曲の数々、錦戸さんがつらくないといいなと思った。
MCで誰も助けてくれないし、バンドで後ろを見てもメンバーはいない。同じ道で苦楽を分かち合う仲間がいない、自由で孤独な活動。
錦戸さんが寂しくないといいなと思った。
錦戸さんがいない関ジャニ∞には慣れたはずなのに、関ジャニ∞がいない錦戸亮には慣れてなかった。
錦戸亮はたしかに前に進んでた。
同じ道を進むのはやはり難しそうだ。
私は関ジャニ∞と共に歩むよ。
またいつか、関ジャニ∞と錦戸亮が交わる人生のステージがあるならば、その時はまた私も見守らせてください。